ブラソ(腕)とマノ(手)の使い方

こんにちは!

オンラインと姫路明石のフラメンコ教室Tea House Flamencoの静利奈です。

 

フラメンコで大事なものの一つがブラソ(腕)とマノ(手)の使い方です。

 

顔の周りで円を作るように腕を上げ、腕を滑らかに空気に絵模様を描きながら回し、同時に手首を粘るように内にも外にも回し、指先はひらひら舞う。

 

ブラソ使い、マノ使いで踊りが華やかなに。

流れるように優美に、それでいて気高さをも感じるこのブラソとマノをマスターすることが大事です。

まず、指、指の付け根、手首、肘、肩(肩甲骨)とすべての関節を柔軟に、滑らかに淀みなく動かせるように手や腕、肩周り、肩甲骨周りの筋肉をほぐしてあげることから始めましょう。

使っていないと実は凝り固まっています。

 

指を一本ずつもう片方の手で甲の方に反らせて手首の方へ近づける指のストレッチ、手首をより大きな円を描くように回すなど可動範囲を広げるように上半身をほぐし、魅せる腕づくりの土台を築きます。

次のことに気をつけましょう。

●基本姿勢として肘、手首を垂らさない。

肘を身体から離すように外に張り、手首は手の甲側に物を乗せているようにして平らに伸ばします。

腕全体が上からも下からも押されているようにイメージすると力強く表現豊かな腕の動きに。

 

●マノは内回し、外回しがありますが、それぞれ、空気をかきまわすように粘りを出します。

そのとき、指先同士がくっつかないように注意。

指先は一本一本独立して動かします。

 

 

●腕を動かすには肘を動かす。

手を上から下に下ろすときは、

肘を残して指先を下に向けてから腕を肘を使って下に動かす。

逆に腕を下から上へと戻すときは、

肘から先に上に吊り上げ、それに連動して手首も釣られ、

最後に指先がおへその前を通りながらついていく。

 

 

●肩は持ち上げず、下ろして。肩甲骨の可動範囲を広げて腕の根元から大きく動かせるように。

 

 

●鳥が羽を広げるように身体の中心から腕を動かす。

 

 

●マノを回すときは音楽・リズムとの調和が重要。

 

 

そして、ブラソは最終的に足の動きにも調和すること。

とこれらのトータルで、音楽のエネルギー、自分の情熱が体全体で表現できるようになっていきます。

 

でも、グッドニュース。

マノの動かし方は絶対これが正しい!というのはないのです。

フラメンコの他の要素と同じで、個性を出せる部分。

 

練習してどんなスタイルが好きか、自分にあっているか見つけていってみてください☺

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